離乳食の後期に入ってしばらく経ったら、そろそろ幼児食の準備を始めるタイミング。でも、幼児食って一体いつからいつまであげればいいのでしょうか?
そんな疑問を持つママやパパのために、今回は幼児食の時期について詳しく解説します。
また、大人と一緒の食事にする方法やおすすめの幼児食メニューなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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そもそも幼児食とは?
幼児食とは、離乳食を卒業して大人と同じ食事を摂れるようになるまでの準備期間に摂る食事のことを指します。
この時期はまだ歯が生え揃っていなかったり、消化機能が十分でなかったりするため、本人の成長段階に合った食事が必要です。また、食べることの楽しさや食事のマナーなどを学ぶ大切な時期でもあります。
幼児食と離乳食の違い!
幼児食は離乳食から徐々に移行していくものなので、ちょうどその切り替わるタイミングにあると違いが分かりにくいかもしれません。お子さんの食べ方によって食材の大きさや量などに違いはありますが、食事の目的としては以下のような点が異なります。
- 離乳食とは
母乳やミルクだけでは足りない栄養を摂るための食事。飲み込む力、舌や歯茎でつぶす力を養う。
- 幼児食とは
母乳やミルクを卒業し、食べ物から栄養を摂るための食事。噛む力、食事のリズムなどを身に付ける。
離乳食の前期や中期は、まだ多くの栄養を母乳やミルクから得ています。後期になると食事の量が上回るようになり、卒乳すると幼児食がメインになります。
完了食と幼児食の違い
離乳食の完了期にあたる食事を「完了食」と呼ぶこともありますが、この頃にはほとんどの栄養を食事から摂っているため、幼児食との違いはあまりありません。
最も大切なのは、子供の成長に合った食事を用意することです。そのため、完了食と幼児食に明確な区別をつけるよりも、お子さんの成長段階をしっかり見極めることを第一に考えましょう。
幼児食はいつからいつまで?
幼児食を始めるタイミング
離乳食から幼児食に移行するタイミングは、以下のようなポイントを目安にするとよいでしょう。
- ほとんどの栄養を食事から摂れている
- 奥歯が生えて噛む力がある
- 1日3食のペースができている
奥歯が生える時期はお子さんによって異なるため、1歳半になったからといってすぐに幼児食を始める必要はありません。
噛む力がきちんと備わっていないうちに幼児食に切り替えると、食べ物をうまく消化できず、内臓に負担をかけてしまいます。離乳食の食べ方をよく見て、食材を噛み切れるようになった段階で幼児食を始めましょう。
保育園の幼児食はいつから?
保育園で幼児食を始めるタイミングは、園によって異なります。年齢で一律に切り替える保育園、一人一人の食べ方を見て切り替える保育園など、いろいろなやり方があるので、お子さんが通っている園に確認してみましょう。
おうちで練習しておくのもおすすめ
おうちで幼児食を始める前に保育園の幼児食が始まりそうなら、前もって練習しておくのもおすすめです。献立表にまだ食べたことがないおかずがあるなら、一度食べさせてみるのもよいでしょう。
食材の硬さや大きさなどが心配なら、事前に先生に相談しておくと安心です。また、身近な先輩ママに話を聞くのも参考になりますよ。
いつから大人と一緒の食事にできる?
噛み切れるくらいのやわらかさの食材を使っていて、薄味に仕上がっていれば、幼児食のスタート時から大人と同じメニューにすることは可能です。幼児食は食事の楽しさやマナーなどを学ぶためのものでもあるので、積極的に同じメニューを味わってみましょう。
一方、大人向けの食事を食べられるようになるのは、お子さんの成長のペースによって異なります。幼児食の終了時期は一般的に5歳くらいまでとされていますが、そのタイミングは以下のようなポイントを目安にするとよいでしょう。
- 乳歯が生え揃っている
- 大人と同じ食材をある程度食べられる
- 介助しなくても完食できる
ただし、幼児食を卒業する頃でも、子供の噛む力や消化機能はまだ大人と同等ではありません。お子さんの食べ方に合わせて、大きすぎる食材や硬すぎる食材を避けたり、濃い味や辛い味などを控えるようにしましょう。
【1歳向け】大人と同じ食事メニュー例!
せっかく幼児食を始めるなら、家族みんなで同じメニューを食べられるといいですよね。そこでここでは、1歳児と大人が一緒に食べられるメニューをいくつかご紹介しましょう。
ハンバーグ・肉団子
幼児食の場合は鶏肉・豚肉・合いびき肉など、お好みのひき肉でOK。豆腐などを混ぜてやわらかく仕上げるのがおすすめ。
炊き込みご飯・チャーハン
具材は容易に噛めるくらいの大きさ・やわらかさに。油や塩分は控えめにする。
パスタ
パスタは短く折り、塩を入れずに茹でるのがポイント。大人用のパスタソースは味が濃いので、ケチャップなどで優しい味付けにすると◎。
カレー
具材は小さくやわらかく。子供用のカレールーは1歳からOKの物が多い。
お好み焼き
野菜をみじん切りにするとやわらかい食感に。まとめて作って冷凍保存しておくのも◎。
コロッケ
乾煎りしたパン粉をまぶすなど、揚げない工夫をすると◎。ソースの量は控えめに。
幼児食を始めたばかりの頃は、食感をやわらかく、薄味に仕上げることが基本です。調味料を後からかける場合は、大人用と分けてかけ過ぎないように注意しましょう。
幼児食移行期のおすすめレシピ!
離乳食から幼児食に移行する時期は、大人と一緒に食べられるメニューを試してみる良い機会です。そこでここでは、幼児食移行期におすすめのレシピをいくつかご紹介しましょう!
煮込みハンバーグ
ハンバーグは豆腐を混ぜてやわらかい食感に。ケチャップをベースにした優しい味に仕上げましょう。
材料(4人分)
牛豚合い挽き肉 / 300g
玉ねぎ / 1個
☆絹豆腐 / 150g
☆卵 / 1個
☆パン粉 / 50g
☆塩胡椒 / 少々
☆塩 / 小さじ1/4
★ケチャップ / 大さじ4
★ウスターソース / 大さじ3
★酒 / 大さじ3
★みりん / 大さじ1.5
レシピを考えた人のコメント
ケチャップベースの甘辛ソースに、お豆腐を入れてフワフワなハンバーグです♪
小松菜としらすのチャーハン
小松菜やしらすは栄養価が高く、幼児食におすすめの食材。かつお節やごまをトッピングすれば、風味や食感がさらにアップします。
材料(2人分)
ごはん / 200g
小松菜 / 2株
しらす / 大さじ1
卵 / 1こ
醤油 / 少々
鶏ガラスープ顆粒 / 少々
胡麻油 / 大さじ1/2
かつお節 / 小分け袋1
いりごま / 少々
レシピを考えた人のコメント
小松菜でチャーハンにしました!子供もパクパク食べてくれました!
ツナとトマトのパスタ
レンジでチンするだけで作れる簡単パスタ。粉チーズがコクを生み、大人も満足できる味になります。
お好み焼き
たっぷりのキャベツで作るヘルシーなお好み焼き。冷凍保存できるので、あえて多めに作るのもおすすめです。
キャベツたっぷりで野菜不足を解消
野菜が大嫌いな息子も爆食する 栄養満点のお好み焼きです
冷凍保存もできるので、たくさん作って忙しい日のストックにするのもオススメです
是非作ってみてください◎ 離乳食完了期の子はソース類は少なめ・もしくは無しにしてください
揚げないコロッケ
乾煎りしたパン粉をまぶすだけの揚げないコロッケ。揚げ物を控えたい大人にもぴったりです。
材料(1人分)
ジャガイモ / 1個
玉ねぎ / 1/4個
ひき肉 / 大さじ1
パン粉 / 大さじ2位
レシピを考えた人のコメント
油を使わないのでヘルシーです
衣に卵もいらないので卵アレルギーの方にも。
ひき肉のハヤシライス
トマト缶をベースにした優しい味のハヤシライス。パスタやドリアなどにもアレンジできます。
大人も子どもも家族皆で食べられる美味しいご飯♩ 栄養満点!優しい味で健康的なハヤシライス♪
味が物足りない場合はケチャップを足しても◎ ひき肉で作るので、パスタに絡めたり、ドリアにしても美味しいです ジップロックやタッパーで冷凍保存も可能
電子レンジで簡単に解凍ができるので
たくさん作っておけば忙しい日のご飯にもオススメです
鶏肉とにんじんのそぼろ丼
フライパン一つで出来るそぼろは作り置きにもぴったり。多めに作って冷凍保存しておくのもおすすめです。
幼児食に☆鶏とにんじんのそぼろ丼
by *hana*mama*
材料(4〜5人分)
鶏胸ミンチ / 150g
にんじん / 1/3本
しょう油 / 大さじ1弱
酒 / 大さじ1
みりん / 大さじ1
砂糖 / 小さじ2
ご飯 / お好みの量
レシピを考えた人のコメント
優しくほんのり甘めの鶏そぼろです。多めに作って冷凍ストックにもおすすめです。
幼児食の宅食サービスもおすすめ!
共働きの家庭などでは、毎日幼児食を用意するのが大変な場合もありますよね。そんな時は幼児食専門の宅食サービスを利用してみてはいかがでしょう?ここでは、おすすめの3社をピックアップしてご紹介します。
mogumo(モグモ)
「mogumo(モグモ)」には、主菜・副菜・ご飯や麺にかけるメニューなど、いろいろなタイプの商品が揃っています。献立はすべて管理栄養士が監修しており、LINEでの無料相談も可能です。
また、商品のパッケージがかわいいのも魅力。メニュー表やランチョンマットなどもあり、お店で食べるような気分で食事を楽しめます。
「子育てをするすべての人のパートナーに」をキャッチコピーに実際に育児中の父として、子供の成長を願い毎日の食事の大切さと大変さを感じる経験をいかしmogumo(モグモ)のサービスとをスタートしました。 離乳食などはスーパーでも市販品が充[…]
PAKU MOGU
「PAKU MOGU」は大手宅食サービスのワタミが手がける幼児食のミールキットです。メニューは日替わりで、主菜・副菜の2品分セットを当日にお届け。日数や曜日は自由に選べます。
また、商品開発にはモニターの子供たちも参加。率直な意見を元に味付けや調理方法を工夫しているので、多くのお子さんが喜ぶ味に仕上がっています。
子供の毎日の食事は大切にしたい。でも、献立を考えるのが大変・・・・、つくれる料理の種類が少ないなど悩みはつきないものです。 そんな時に PAKU MOGUがあれば、簡単に子供が大好きな食事を用意することができます。 この記事では[…]
homeal(ホーミール)
価格 | 単品 約500円~1,000円 |
送料 | 単品購入 950円・定期購入 650円~800円 |
購入方法 | 単品購入・定期購入(1週間に1回、2週間に1回、3週間に1回) |
保管・調理方法 | 冷凍→レンジ or 湯せん |
主食 | 無し |
公式サイト | homeal |
「homeal(ホーミール)」には幼児食だけでなく、小学生や大人向けのメニューも揃っています。幼児食の中には大人とシェアできる2~3人分のメニューもあり、家族みんなで同じ料理を味わえます。
また、パン・ピザ・おやつなどの軽食メニューも豊富。忙しい日は1日3食の食事をまかなうことも可能です。
幼児食に特化した食事宅配サービスのhomeal(ホーミール)。 子供が好きなカレーやシチュー類はもちろん、好き嫌いのある魚や野菜など栄養バランスまで考えられたレシピが人気です。 でも実際のところ他の幼児食の宅配サービスと比べて味[…]
幼児食の宅食サービスは他にも!
幼児食の宅食サービスは他にもいろいろあります。こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
毎日忙しいけれど、子供のために栄養バランスのいい食事を用意してあげたい。そんな時に助かるのが、幼児食の宅配サービスです。 今回はこれから宅配サービスを利用したいと思っている方にために、選び方のポイントやおすすめの宅配弁当などについてご[…]
幼児食は子供の成長に合わせて用意しよう!
幼児食は年齢ではなく、子供の成長に合わせてメニューを考えることが最も重要です。大人と一緒に食事を楽しめるようになる大切な時期でもあるので、ぜひいろいろなメニューを試してお子さんの食欲を刺激してあげましょう!